LEVEL7

こんばんわ。
さとち@月刊です。

去年の年末、色々と忙しかったこともあり、読書らしい
読書を全然できなかったので、今年は休みの日くらいは
読書にかまけようと思っております。

で、最近は「ステップ・ファーザー・ステップ」もドラマ化された
宮部みゆきについてちょっと書いてみたいと思います。

ちなみに、上川隆也が上記ドラマに出ていますが、「火車」でも
出ていたので、宮部みゆきがファンなのかしらん?と勝手に
思い込んでいますがどうなんでしょう?

閑話休題。

宮部作品と出会ったのは、妙にはっきり覚えてるんです。
2回目(泣)の大学4年生の時、友人から
「宮部みゆき、面白いから読んでみな」
と言われたので、フラっと本屋さんに行って買ったのが、新刊で出てた
「取り残されて」という本だったんです。

この本は6編の短編集なんですが、まあ、面白くないことはないんですが
友人がわざわざプッシュしてくるほどの面白さはなかったんですよね。

なので、その友人に、上記の読んだ感想をそのまま伝えたところ
「宮部みゆきは長編を読まないと面白さがわからない」
と教えてもらい、更にその中でも「レベル7」という長編がオススメ
という事で、すぐに本屋さんに行って購入したんです。

で、その頃、さとちは実家の四日市ではなく、大学近くの春日井市に
住んでいたのですが、就活の最中で、四日市ケーブルテレビの「CTY」の
面接を受けるため、一日だけ四日市に戻って来て居ました。

四日市で面接を受け、手応えなく、というよりダメな手応えを持って
久しぶりの四日市の実家で晩御飯を食べてから、夜中に春日井まで
戻ろうかと思っていたんです(次の日の夜にバイトでもあったのだと思う)。

夕飯を食べ、出発するのは24時過ぎを予定(道が空いているので)して
いたので、件の「レベル7」を読み始めました。

この「レベル7」という本なんですが、文庫本なんですが600ページ超の
長編で、読み応えがありそうな、かなりの厚みなんです。

そんな分厚い本なので、まあ3,4日に分けて読もうか、などと考えて
いたわけですよ。さとちは。
でもね…。

あまりの面白さで、予定の24時になってもなかなか小説から抜け出せなく
1時…2時…となってしまったのです。
流石に駄目だ!と、3時前には四日市を飛び出し、1時間ほどで春日井に
着くと、返す刀ですぐさま「レベル7」の続きを読み始める始末。

結局、そのまま読み続け、朝方には読みきってしまったと記憶しています。

もう、読み始めると、途中でやめられないんですよ。
「次はどうなる!次はどうなる!!」
と続きが気になって仕方が無いし、その続きがどんどん期待を裏切っていくので
(もちろん良い意味で)手が止まらないほどの中毒性をはらんでいます。

「一日ぽっかりと予定が空いたけど、何処か出掛けるのは億劫」
なんて人にはピッタリの小説。
ドラマを見て宮部みゆきを知った、という人には、もしかしたらこれだけの
長編を読んだことがないかもしれませんけども、一度手にとって欲しい作品。

逆に、この本を新鮮なまっさらな気持ちで読めるのが羨ましくて仕方が無い
さとちなんです。
(最後ははっぴいえんど風に)


2012.02.06 Monday | 03:54 | comments(0) | trackbacks(0) | 小説 | 
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フィッシュストーリー

こんばんわ。
さとちです。

今回は伊坂幸太郎の新刊『フィッシュストーリー』のレヴューです。

最近、新刊が出たらすぐさま買う作家というのは、今回のこの
伊坂幸太郎か、宮部みゆきか二人くらいで、後者の宮部さんは
ブレイブストーリーの映画化で忙しいのか、最近なかなか新刊も出ないので
伊坂さんが新刊を出してくれたので、内容をチェックすることなく
迷わずにレジへ持っていっていました。

この『フィッシュストーリー』は長編ではなく、短編集なんですが、
「短編集」という括りでは、「死神の精度」や「陽気なギャングの日常と襲撃
が今までにもありました。
でも、一つの世界で描かれているので、「短編集」という感じがしなかったんですよね。
独立した「短編」が集まっている、という意味では伊坂作品の中では異色なんです。

あ…
そういえば…




あけましておめでとうございます(爆
2007年、一度目の投稿になりますので、新年のあいさつをしておかないとねw
普通においしい料理のレヴューに関しては、食べログを主戦場に
しちゃってるので、そちらも見てもらえると嬉しいです。
こっちでは”ネタ”的なものを書いておこうかと思っておりますです。
つーか、更新していない間にジュゲムが進化してて、レヴューとかが
凄い書き易くなってる。
後は画像が100KB以下、っていうのだけ直れば尚いいんだけどね。

という事で、『フィッシュストーリー』なんですが、
(1)動物園のエンジン
(2)サクリファイス
(3)フィッシュストーリー
(4)ポテチ
という4作品から成っています。
この中の、(2)と(4)では、今までの伊坂作品にも登場している
泥棒兼、探偵業を営む「黒澤」が出てくる物語です。
(2)ではメインで、(4)ではその子分的存在の「今村」という泥棒に
まつわる物語(黒澤も勿論登場しています)。
この「黒澤」というキャラクターはお気に入りなのか、色んな作品で登場します。
どこか一歩引いたスタンスの、クールな泥棒。
そんなクールな泥棒「黒澤」が、山田という人物を探して、山奥の
昔ながらの伝統が残っている、奇妙な村で繰り広げるサスペンス
(と言っても過言ではない)「サクリファイス」が一番のお気に入り。
短編ながらいつもの伊坂節炸裂で、巧妙に張り巡らせた伏線が
最後に一気にはじけます。
まあ、伏線なんで「絡み合う」という表現のがいいのかもしれないけれども
「はじける」感があるんですよね。
「パーン」って感じで。
物語的には、この「サクリファイス」が一番オススメですが、
現在、過去、未来で話を構成している表題「フィッシュストーリー」もなかなか。
3つの時代で張った伏線を、ミステリの様に「はじけ」させるのではなく、
こちらは文字通り「絡み合」います。
謎が全てほどける感じではなく、迷路を線で引いていってゴールまで行った時の
様な感覚というか。

この「フィッシュストーリー」でも描いている「正義感」というのが
この短編集でのテーマなのかな、という感じです。
最初の「動物園のエンジン」には「正義感」は薄い感じですが、
他の3つには所々で「正義感」が見え隠れするんです。

まあ、そんな事を考えて読んでいたわけでは全くなかったんですけどね。
読み始めたら止まらなくて、一晩というか、5時間一気でした。
勿体無いから、ゆっくり読みたい気持ちもあったけども、だめでした。
「次!次!」という感じにさせる小説です。
長編が苦手な方でも、短編(というか中編な感じの長さですが)なので
読みやすいと思います。
というか、読んで!
読んで!
読んでくれ〜!!(スキージャンプ原田を思い浮かべながら)
伊坂 幸太郎
¥ 1,470
Amazonおすすめ度:
2007.02.25 Sunday | 22:29 | comments(2) | trackbacks(0) | 小説 | 
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伊坂幸太郎

こんばんわ。
さとち@読書です。

そう、読書の春です。
ここ最近貪り読んでいる作家がありまして、そのブックレビューに
挑戦してみたいと思います。
さとちは結構、本読むんですよ。
いつも馬鹿みたいに食べてる訳ではありませんので、あしからず。

さとちの一番好きな作家は、「村上春樹」さんで中3の時に
ベストセラーになった「ノルウェイの森」から入りました。
村上春樹の事を語りだすと、これだけでお腹いっぱいになるくらいに
なってしまうので、今回は割愛させてもらうのですが、
言いたい事というのが、この伊坂幸太郎という人と、
村上春樹がなんとなく同じ匂いがするのです。
「全然違うよ」というご指摘も受けるでしょうが、なんて
言うんでしょう。デビュー作でもある「オーデュボンの祈り」で感じた
あの「得も言われぬ非現実感」の中で繰り広げられるストーリィに
同じ匂いを感じたのかもしれません。
又、途中途中で登場人物達が交わす絶妙な言葉の選び方かも
しれません。
さとちなんかに言われたくないかもしれませんが、
「気が利いている」
言葉なんですよ。
更に、その言葉の端々に、作者の人生観というか思想が
読みとれる所も村上春樹に共通する所であり、さとちにとって
好ましい部分でもあるのです。

それでいて、村上春樹にない魅力、というのがきちんと
ミステリー小説になっている、という所でしょうか。
上でも書いた「オーデュボンの祈り」での終盤部分では、
前半ではった数々の伏線が、絶妙に絡み合っていく様は
「圧巻」の一言です。
最新刊の「砂漠」では、ミステリィではなく青春小説に
なっているのですが、ステレオタイプな色恋沙汰が繰り広げられず
(といっても多少はありますが)、キャラの立った登場人物が
繰り広げる、ほろ苦い小説であるのだけれども、所々で使われる
台詞のコピーに「にやり」とさせられる部分が満載です。

さて、そんな伊坂幸太郎作品の中でも、一押しなのが
「重力ピエロ」です。

重力ピエロ
重力ピエロ
伊坂 幸太郎

まあ、まだ全ての伊坂作品を読んだわけでは無いのですが、
ほんとに今さっき読み終わったばかりの「重力ピエロ」が
面白かったので、思わず筆を(当然ながら実際にはPCです)
執った次第なのです。
内容を要約すると、ネタバレになってしまうので書きませんが
読後感が最高なんです。
漫才で例えるなら、昨年のM−1グランプリ準決勝で見せた
「麒麟」のオチの様に、「バシッ!」とオチが決まっているんです。
(M−1見てない人すみません)
内容を語る事は避けますが、ほんっとに一度読んで欲しい小説です。

…ああ、やっぱり本のレビューって難しいね。
内容を下手に書くのもなんだし、といってあいまいにぼかして
面白さを伝えるのも、ものすごく難しい事がわかりました。
でも、今後もランチの合間合間にやっていきたいと思います!
ちょっとした、さとちの息抜きと思って許してやって下ちい。
2006.03.07 Tuesday | 23:48 | comments(6) | trackbacks(0) | 小説 | 
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